A-1 <IPA 標準化セッション1> 中田育男 「Ruby標準化の進捗状況」
当日の様子
日程
5日(月)13:00-13:15
会場
A会場(3F 国際会議場)
講演者
中田 育男
(Ruby標準化検討ワーキンググループ/筑波大学名誉教授)
講演者プロフィール
1958年東京大学理学部数学科卒、1960年同大学院数物系研究科修士課程終了、同年日立製作所入社、1979年筑波大学電子・情報工学系教授、1997年図書館情報大学教授、2000年法政大学情報科学部教授、2006年から2008年まで同客員教授。著書に「コンパイラ」産業図書、「コンパイラ」オーム社、「コンパイラの構成と最適化」朝倉書店、「コンパイラの基盤技術と実践ーコンパイラ・インフラストラクチャCOINSを用いてー」朝倉書店がある。
講演テーマ
Ruby標準化の進捗状況及び今後の予定
講演概要
Ruby の日本工業規格 JIS X 3017 が本年3月22日に制定され、その英語版を国際規格とすることを直ちに ISO/IEC に提案しました。現在はそれに対する各国の投票待ちです。また、JIS X 3017 の英語版が7月に発行されました。その経過と内容の概要を報告します。ただし、今回の規格案は Ruby の基本的な機能だけを規定したものであり、Ruby 1.8と1.9に共通な部分だけを規定していますので、より規格としての完成度を高めた次の版の制定が必要です。その方針についても述べます。